2023年9月16日 – NumPy 1.26.0がリリースされました。 今回のリリースの目玉機能は次のとおりです。
Numpy 1.26.0 は 1.25 からの互換性を保持しています。Mesonビルドシステムへの移行とCython 3.0.0のサポートが目的のリリースです。 合計20人がこのリリースに貢献し、59個のプルリクエストがマージされました。
このリリースでサポートされている Python のバージョンは3.9から 3.12 です。
2023年4月2日 – numpy.orgが2つの言語で利用可能になりました: 日本語とポルトガル語。 熱心なボランティアがいなければ、このプロジェクトは不可能でした:
ポルトガル語
日本語:
翻訳インフラストラクチャに関するプロジェクトは、CZIからの資金援助でサポートされています。
今後も、NumPyのウェブサイトをより多くの言語に翻訳したいと思っています。 もし手伝える場合は、Slack上のNumPy翻訳チームに連絡をお願います: https://join.slack.com/t/numpy-team/shared_invite/zt-1gokbq56s-bvEpo10Ef7aHbVtVFeZv2w. (#translation チャンネルを探してください) また、Scientific Pythonエコシステム全体のドキュメントや教育コンテンツのローカライズに取り組む翻訳チームも 立ち上げています。 このプロジェクトにも興味がある場合は、是非Scientific Python Discordに参加してください: https://discord.gg/khWtqY6RKr. (#translation チャンネルを探してください)
2023年1月17日 – Numpy 1.25.0 がリリースされました。 今回のリリースの目玉機能は次のとおりです。
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).Numpy 1.25. リリースは引き続きdtypeの取り扱いと dtypeのプロモーションを改善し、実行速度を向上させ、 ドキュメントを明確化するための継続的な作業を続けて行く予定です。 将来の NumPy 2.0.0 に向けた準備作業も行われており、 多数の新規および期限切れの機能廃止が可能となってきています。
合計148人がこのリリースに貢献し、530個のプルリクエストが マージされました。
このリリースでサポートされている Python のバージョンは3.3.9 - 3.11 です。
2023年5月10日 – インクルーシブ・カルチャーの育成: 参加募集
NumPyプロジェクトの多様性とインクルージョンに関して、我々はどのようなことを実施すればいいでしょうか? 興味がある方はこちらの レポート を読んで参加する方法を確認してください。
2023年1月6日 –- Mukulika PahariとRoss Barnowskiは、Melissa MendoncAudioに代わるNumPyドキュメンテーションチームの新しいリーダーとして任命されました。 私たちは、MelissaにNumPyの公式ドキュメントと教育資料に対するすべての貢献に感謝し、MukulikaとRossに新しい役割にステップアップしてもらったことに感謝します。
2022年12月18日 – Numpy 1.24.0 がリリースされました。 今回のリリースのハイライトは次のとおりです。
Numpy 1.25. リリースは引き続きdtypeの取り扱いと dtypeのプロモーションを改善し、実行速度を向上させ、 ドキュメントを明確化するための継続的な作業を続けて行く予定です。 dtype のプロモーションとクリーンアップの変更により、多数の新規と期限切れの非推奨が存在しています。 今回のリリースは、444個のプルリクエストと177人のコントリビューターによるものです。 サポートされている Python のバージョンは 3.8-3.11 です。
2022年1月22日 – Numpy 1.23.0 がリリースされました。 今回のリリースのハイライトは次のとおりです。
loadtxt
がCで実装されたことによる、大幅なパフォーマンス向上Numpy 1.23. リリースでは引き続きdtypeの取り扱いと dtypeのプロモーションを改善し、実行速度を向上させ、 ドキュメントを明確化するための継続的な作業を続けて行く予定です。 今回のリリースは、494個のプルリクエストと151人のコントリビューターによるものです。 このリリースでサポートされている Python のバージョンは 3.8 - 3.10 です。 Python 3.11がrc ステージに到達すると Python 3.11 もサポートされます。
2022年4月13日 – NumPyは、NumFOCUSと協力して、ある研究プロジェクトを進めており、これはGordon & Betty Moore Foundationによって資金提供されています。このプロジェクトでは、オープンソースソフトウェアコミュニティにおいて、特に歴史的に代表されてこなかったグループからの貢献者が参加する際の障壁を理解することを目的としています。 この研究チームは、新しい貢献者、プロジェクトの開発者およびメンテナー、そして過去に貢献した方々に、NumPyに参加し貢献した経験について話を聞きたいと考えています。
あなたの経験を共有することに興味がありますか?
もし興味がある場合は、研究目標、プライバシー、および 守秘義務に関する追加情報が記載されている、この簡単な参加者の興味フォームに記入をお願いします。 多様で包括的なオープンソースソフトウェアコミュニティの 成長と持続可能性のために、このプロジェクトへのあなたの参加は非常に大きな価値があります。 参加を受け入れられた人は、研究チームメンバーと30分間のインタビューに参加することになります。
2021年12月31日 – Numpy 1.22.0 がリリースされました。 今回のリリースの目玉機能は次のとおりです。
quantile
, percentile
, および関連する関数に新しいメソッドが追加されました。 これらの新しいメソッドは、論文で一般的に見られる一通りの処理を提供します。NumPy 1.22.0は、153人の貢献者が609のプルリクエストを作成した 非常に大きなリリースです。 このリリースでサポートされている Python のバージョンは 3.8 - 3.10 です。
_ 2021年8月31日_ – この度、Chan Zuckerberg Initiativeより、科学的なPythonプロジェクトにおいて、歴史的に疎外されてきたグループの人々のオンボーディング、インクルージョン、リテンションを支援し、NumPy、SciPy、Matplotlib、Pandasのコミュニティダイナミクスを構造的に改善するための 助成金を授与されました ことをお知らせします。
CZIのEssential Open Source Software for Scienceプログラム の一環として、この Diversity & Inclusion補助金 は、開けたなオープンソースコミュニティを育成するためにやるべきことを特定したり、文書化したり、実施したりするためのコントリビュータ体験のリーダー専任職の創設を支援することになります。 このプロジェクトは、Melissa Mendonça (NumPy) が中心となって、下記の方々の追加のメンタリングとサポートにより実施されます。Ralf Gommers (NumPy、SciPy)、Hannah AizenmanとThomas Caswell (Matplotlib)、Matt Haberland (SciPy)、そして Joris Van den Bossche (Pandas)。
このプロジェクトは私たちのOSSプロジェクトのコミュニティダイナミクスを構造的に改善する方法を発見し、実施することを目指す野心的なプロジェクトです。 このような複数のプロジェクトの横断的な役割を確立することで、Scientific Pythonコミュニティに新しいコラボレーションモデルを導入し、エコシステム内のコミュニティ構築作業をより効率的に、より大きな成果を生めるようにしたいと考えています。 特にこのプロジェクトにより、歴史的にこれまで代表的ではなかったグループからの新しいコントリビュータを引き付け、貢献を維持するために、何がうまくいき、何がうまくいかないかを、より明確に把握できるようになると期待しています。 最後に、実施したアクションについて詳細な報告書を作成し、プロジェクトの代表者やコミュニティとの交流の面で、プロジェクトにどのような影響を与えたかを説明する予定です。
2021年11月から2年間のプロジェクトが始まると予想されており、このプロジェクトの成果を楽しみにしています! このプロジェクトの提案書に関しては、こちら から全文を読むことができます.
2021年7月12日 – NumPy ではコミュニティの力を信じています。 昨年の第1回アンケートには、75カ国から1,236名のNumPyユーザーが参加してくれました。 この調査結果により、今後12ヶ月間、私たちがどのようなことに集中すべきかを、非常に良く理解することができました。
今年もアンケートの時間が来ました。もう一度アンケートへの回答をお願いいたします。 アンケートへの回答は15分ほどで終了します。 アンケートは英語以外にも、ベンガル語、フランス語、ヒンディー語、日本語、マンダリン、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の8ヶ国語に対応しています。
こちらのリンク先から、アンケートを始めることができます: https://berkeley.qualtrics.com/jfe/form/SV_aaOONjgcBXDSL4q.
2021年1月23日 – Numpy 1.21.0 がリリースされました。 今回のリリースのハイライトは下記の通りです。
PCG64DXSM
ビット生成機今回のNumpy リリースは、175人による581件のプルリクエストのマージの結果です。 このリリースでサポートされている Python のバージョンは 3.7-3.9 です。Python 3.10 がリリースされた後、Python 3.10 のサポートが追加されます。
2021年6月22日 – NumPyの調査チームは、2020年に ミシガン大学とメリーランド大学の学生や教員と協力して、最初の公式NumPyコミュニティ調査を実施しました。 アンケートの結果はこちらから確認できます。 https://numpy.org/user-survey-2020/
2021年1月30日 – NumPy 1.20.0 がリリースされました。 今回のリリースは180 人以上のコントリビューターのおかげで、これまでで最大の NumPyのリリースとなりました。 最も重要な2つの新機能は次のとおりです。
numpy.typing
が追加されました。 このサブモジュールはArrayLike
やDtypeLike
という型注釈のエイリアスが定義されており、これによりユーザーやダウンストリームのライブラリはこの型注釈を使うことができます。2020年9月20日に 、私たちは NumPyプロジェクトにおけるダイバーシティやインクルージョンの状況や、ソーシャルメディア上での議論についての宣言 について書きました。
2020年9月16日 – NumPyに関する 最初の公式の論文 がNatureに査読付き論文として掲載されました。 これはNumPy 1.0のリリースから14年後のことになりました。 この論文では、配列プログラミングのアプリケーションと基本的なコンセプト、NumPyの上に構築された様々な科学的Pythonエコシステム、そしてCuPy、Dask、JAXのような外部の配列およびテンソルライブラリとの相互運用を容易にするために最近追加された配列プロトコルについて説明しています。
2020年9月14日 – Python 3.9 は数週間後にリリースされる予定です。 もしあなたが新しいPythonのバージョンをいち早く利用している場合、NumPy(およびSciPyのような他のパッケージ)がリリース当日にバイナリwheelを用意していないことを知ってがっかりしたかもしれませんね。 ビルド用のインフラを新しいPythonのバージョンに適応させるのは非常に大変な作業で、PyPIやconda-forgeにパッケージが掲載されるまでには通常数週間かかります。 今後のwheelのリリースに備えて、以下を確認してください。
pip
がmanylinux2010
と manylinux2014
をサポートするためにpipを少なくともバージョン 20.1 に更新する。--only-binary=numpy
または --only-binary=:all:
をpip
がソースからビルドしようとするのを防ぐために使用します。2020年9月10日 – NumPy 19.2.0 がリリースされました。 この 1.19 シリーズの最新リリースでは、いくつかのバグが修正され、 来るべき Cython 3.xリリース への準備が行われ、アップストリームの修正が進行中の間も distutils の動作を維持するためのsetuptoolsのバージョンの固定が実施されています。 aarch64 wheelは最新のmanylinux2014リリースでビルドされており、異なるLinuxディストリビューションで使用される異なるページサイズの問題が修正されています。
2020年7月2日 – このアンケート調査は、NumPyにおける、ソフトウェアとしてとコミュニティの両方における意思決定の指針となり、優先順位を決定する役に立ちました。 この調査結果は英語以外のこれらの8つの言語で利用可能です: バングラ, ヒンディー語, 日本語, マンダリン, ポルトガル語, ロシア語, スペイン語とフランス語.
NumPy をより良くするために、こちらの [アンケート](https://umdsurvey. umd. edu/jfe/form/SV_8bJrXjbhXf7saAl) に協力してもらえると助かります。
2020年6月24日 – NumPyのロゴが新しくなりました:
新しいロゴは、古いロゴに比べて、モダンでよりクリーンなデザインになりました。 新しいロゴをデザインしてくれたIsabela Presedo-Floydと、15年以上にわたって使用してきた旧ロゴをデザインしてくれたTravis Vaughtに感謝します。
2020年6月20日 – NumPy 1.19.0 がリリースされました。 このバージョンは Python 2系のサポートがない最初のリリースであり、“クリーンアップ用のリリース” です。 サポートされている一番古いPython のバージョンは Python 3.6 になりました。 また、今回の重要な新機能はNumPy 1.17.0で導入された乱数生成用のインフラにCythonからアクセスできるようになったことです。
2020年5月11日 – NumPyは、 Googleのシーズンオブドキュメントプログラムのメンター団体の1つとして選ばれました。 NumPy のドキュメントを改善するために、テクニカルライターと協力するこの機会を楽しみにしています! 詳細については、 シーズンオブドキュメント公式サイト と アイデアページ をご覧ください。
2019年12月22日 – NumPy 1.18.0 がリリースされました。 このリリースは、1.17.0での主要な変更の後の、まとめのようなリリースです。 Python 3.5 をサポートする最後のマイナーリリースになります。 今回のリリースでは、64ビットのBLASおよびLAPACKライブラリとリンクするためのインフラの追加や、numpy.random
のための新しいC-APIの追加などが行われました。
詳細については、 リリースノート を参照してください。
2019年11月15日 – NumPyと、NumPyの重要な依存ライブラリの1つであるOpenBLASが、Chan Zuckerberg財団のEssential Open Source Software for Scienceプログラムを通じて、科学に不可欠なオープンソースツールのソフトウェアのメンテナンス、成長、開発、コミュニティへの参加などを支援する195,000ドルの共同助成金を獲得したことを発表しました。
この助成金は、Numpy ドキュメントやウェブサイトの再設計などの改善に向けた取り組みを促進するために使用されます。 大規模かつ急速に拡大するユーザーの体験をより良くし、プロジェクトの長期的な持続可能性を確保するためのコミュニティ開発を行っていきます。 OpenBLASチームは、技術的に非常に重要な問題である、スレッド安全性、AVX-512に対処することに注力します。 また、スレッドローカルストレージ(TLS) の問題や、OpenBLASが依存するReLAPACK(再帰的なLAPACK) のアルゴリズムの改善も実施します。
提案されたイニシアチブとその成果の詳細については、 フルグラントプロポーザル を参照してください。 この取り組みは2019年12月1日から始まり、今後12ヶ月間継続実施される予定です。
こちらは、より以前のNumPyリリースのリストで、各リリースノートへのリンクが記載されています。 全てのバグフィックスリリース(バージョン番号x.y.z
のz
だけが変更されたもの)は新しい機能追加はされず、マイナーリリース (y
が増えたもの)は、新しい機能追加されています。